【今聞けリフォーム1】リビングの壁はなににするのが一番いいの?各素材の特性を知りたい!
こんにちは。よくばり売却リフォーム担当です。
最近ではよく耳にするようになったリフォームやリノベーション。
言葉は一般的になっても内容はまだまだよくわからない方が多いはず。
業者さんに勧められたものを施工するのもいいけどせっかくだから
自分の好みに仕上げたいですよね。
今回はお家の中の一番多い面積を占める「壁」について今さら聞けない
基本的なことを簡単にお話しようと思います。
「今さら聞けないリフォームのこと」、略して、、、
【今聞けリフォーム】シリーズをお送りいたします!!
壁紙(クロス)とか最近流行りの漆喰とか珪藻土とかなにが違うの?
まず、基本的な木造のお家の壁についてですが、部屋ごとの骨組みに石膏ボードや
ベニヤ板を貼って壁を作り、その上にクロスを貼るのか塗装するのかで変わってきます。
たくさん種類のある内壁。
その種類と特性を見てみましょう。
壁紙(クロス)
一番メジャーな素材で多くの室内はこのクロスで仕上げてある事が多いでしょう。
素材自体も安価で施工に手間がかからず貼替ができるため、賃貸物件などでもよく使われています。
アクセントクロスなども流行っており、最近では好きな写真などをプリントできる
サービスなどもあります。
■ビニールクロス
ポリ塩化ビニール樹脂をシート状にし、紙で裏打ちして表面に型押し加工やプリント加工などを施したもの。耐水性が高い。
・メリット
コストを抑えることができ、デザインの種類も多く防汚、防水、消臭など様々な機能を持ったハイグレードがあります。
濡れた雑巾などで拭いたりもできるので掃除が楽にできます。
・デメリット
部分的に補修をすることが難しく一面を張り替える必要があります。
黄ばんできたり継ぎ目が剥がれてくるので10年程で張り替えるのが一般的です。
■紙クロス
欧米でよく使用される紙クロスは、木材などから抽出したパルプを原料にして作った洋紙を使用しています。
その表面に華やかなプリントや、立体感のあるエンボス加工を施してあります。
紙クロスは薄いので下地の影響が出やすく、下地処理をキレイにしておく必要があります。
・メリット
紙独特の風合いを楽しめたり、調質性のあるものもあります。
・デメリット
水や油に弱く、擦れにも弱い為、できるだけ汚れないように気を使う必要があります。
塗壁
色や柄が決まっておるクロスに比べて、自由度が高く高級感のある質感が出せます。
自然素材のものもあり、こだわりを持つ人はこちらで施工するイメージです。
塗ってから乾燥させもう一度塗ったりと時間がかかることもあり、少しコストがかかります。
したがって賃貸などではあまり使われません。
■塗装
色や質感、機能など好みに合わせて選ぶことができ、最近ではDIYで行う方も増えています。
・メリット
色が豊富で自分で混ぜ合わせて好きな色を作ることもできます。
傷がついてしまった場合はその部分を同じ色で塗ればいいので長持ちします。
・デメリット
塗り替え時には下地から変えなければならず、コストや時間がかかる。
塗りたては臭いが気になる。
■漆喰
まず漆喰(しっくい)とは、瓦や石材の接着や目地の充填、壁の上塗りなどに使われる、
水酸化カルシウム(消石灰)を主成分とした建材です。
風雨に弱い土壁そのままに比べて防水性を与えることが出来るほか、不燃素材であるため
外部保護材料として、古くから城郭や寺社、商家、民家、土蔵など、
木や土で造られた内外壁の上塗り材としても用いられてきました。
・メリット
外壁にも使われる素材で、不燃素材で雨風にも強く丈夫な素材です。
・デメリット
揮発性が悪い
傷がついてしまうと補修がしづらい
■珪藻土
藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)です。
最近ではバスマットとして使用されるなど自然素材として注目されており
様々な効果が期待できます。
・メリット
無数の小さな穴が空いており、調質機能に優れている。
消臭機能や耐火にも優れています。
・デメリット
服がこすれたりすると粉っぽくなる。
醤油などをこぼすと染みになる。
地震などでヒビが入ってしまう。
■木
壁に木を貼るとグレードが一気に上がり雰囲気が良くなります。
木の種類にもこだわることができ、家具なども合わせやすくなります。
・メリット
調質機能がある。
様々なデザインから選ぶことができる。
・デメリット
素材自体が高くコストがかかる。
タイル
陶器製、磁器製など防火、耐水性が高く水廻りに多く使われているタイルですが
エコカラットなどデザイン性が高く室内用のものもあります。
・メリット
陶器製、磁器製は防水性、耐火性が高い。
エコカラットなどは調質性に優れている。
・デメリット
施工に手間がかかり、コストが高め。
まとめ
簡単に説明させて頂きましたが個人的には珪藻の化石という男のロマンをくすぐり、
機能性やデザイン性にもにも優れた珪藻土をおススメしたいところです。
各素材の詳しい説明はまたの機会にできればと思います。
冒頭にも書きましたが壁は部屋の大半を占める部分ですので
楽しみながらたくさん悩んで後悔のないようにしましょう。