老後の住まい 戸建て?マンション?どちらがいいの?

老後は戸建て?マンション?どちらがいいの?

日本の第一次ベビーブームの方々がついに70代に突入し、いよいよ超高齢化時代に突入しました。

誰もが無視出来なくなってきた、老いと向き合う、今日はこのテーマで住宅の観点から考えてゆきたいと思います。

皆さんは今、戸建てにお住まいですか?それとも仕事バリバリ現役で、通勤しやすいアパートやマンションでしょうか?

よく衣食住、というように私達は服を着て食べて生活するのと同様、絶対に住む場所が死ぬまで必要です。服を選んで着るのであれば、住む場所を決めるのはもっと時間をかけて考えるべき、ですよね。

それで退職後を考えて、郊外の緑溢れる空気の綺麗な所に前もって家を建てている方も非常に多いようです。都会の喧騒に疲れて、里山のような所に居を定める方も沢山いらっしゃいますよね。本当に気持ちよくわかります。何故なら私自身田舎で生活していて、よく近所に都会から引っ越してこられるからなんです。

その方達の意見から、退職後の引っ越しは、本当に考えた方がいいのだなと幾つかリアルに感じたことがあります。それは、田舎暮らしのメリットとデメリット。

先ずは老後の戸建てから見てみましょう!

老後の戸建て、メリットとデメリット……

夢にまで見た、自分の庭の芝生ガーデンで、時間を気にすることもなくゆったりと過ごす……この至福の生活が毎日送れると思うと、絶対戸建て!と思いますね。本当に素晴らしいひとときです。私の近所の方々も、心ゆくまで楽しんでおられます。都会では味わえない醍醐味といえますものね!

ただ、この生活はいつまでも続けられないのです……、そう、私達は現実に日に日に衰えてゆくからです。

こうしたライフスタイルは、体力がある人の為のものです。本当に残酷ですが……。
買い物も車、どこにいくにも車、庭の手入れは体力戦。庭木はどんどん太くなり剪定は自分では無理になります。

親戚が周りに沢山いる地元民ではないので、結局誰にも頼れないんです。そして、元々都会から引っ越してきた人には、地元民のライフスタイルに順応して生活することは出来ない事が多いんですよね。消費生活が当たり前すぎて。

こうなってくると、憧れの郊外のライフスタイルが維持出来ず、悲しいかな、都会に戻られた近所の方々を本当に沢山見てきました。そして売値は二束三文。以前の都会の生活水準もままならず戻るのです……

よくそれらの方々から直に聞いたのは、田舎暮らしは若い人のため、年を取ったら無理なんだ、という意見でした。確かに病院も車で行くしかないですし。

現実を見せつけられた気がします。

老後の生活、都会のマンション。メリットとデメリット……

老後の都会型ライフスタイル、マンション。
せっかくの退職後も若かりしころと同じ都会でのマンション暮らし……
何となく、変化もなくつまらないですよね。変化を求めて、時々温泉やら郊外に定期的に行くしかないかもしれないですね。

でもそれが良い場合もあるんです!
結局、身体を動かすのに直ぐ近所のジム通い、病院は直ぐ近くにあり、少し違ういい病院に行きたければ近くの地下鉄に歩いて乗って通ったり。

実際、身体は衰えてゆくので歩いて何でも行けるのは有り難いポイントです。

田舎暮らしも捨てきれず、郊外に時々、貸し農園にレンタカー借りて夫婦や孫を連れていったり。

不便だなあ~と思いますよね。庭付き一戸建てならそんなことしなくてもいいのに!なんて思います。でも考えてみれば、庭付き一戸建てに住んで家庭菜園を楽しめるのも、身体が元気なうちだけなんです。

今は都会で掛かり付けの病院も選り取りみどり、だから元気でいられるかも知れないのです。

現実を見据えましょう……

まとめ

老後の家探し。本当に悩むところですね。
人のことは分かっても、いざ己のこととなると、欲が邪魔をして視界を曇らせ、何を今は優先すべきで何を自制すべきかが見えなくなってしまうのです。

そんな時は、他人の力を借りるのも一種の賢明な方法かもしれませんね。
子供たちや配偶者、又沢山の経験値ある家関係のお仕事されている誠実で親切な不動産の方とか等。不動産関連なら元々の知り合い方を探すのもいいですよね。何となく、この御時世、最後の最後になって騙された~なんていうのも絶対避けたいですし。

今回の記事を読むと、ある人は、これはマンションを勧めている!と感じるかもしれませんが、そうではありません。
郊外一戸建ても、本人が良ければ最高なのです。やはり、人間は大自然が中で生きるのはきっと心身ともにいいでしょう。元々、そのように古代から生きてきたのですから。
ですから、多くの人の意見に耳を傾けながら、理性で納得し受け入れて決定したのであれば、それが一番その人には最善なのです。
全然関係無い分野ではありますが、病気の時でさえ、お医者様は患者に決める権利を与えてくれます。勿論沢山情報を教えてくれた上で、ですが。なので専門家やその道のプロにも沢山聞いてみると参考に出来ますよね。

大切なのは、全ての選択&決定にメリットとデメリットがあることを知った上で、決めることですよ。紙に書き出したりしてよく把握し、御夫婦でよく話し合って決めたら、どんな決定もきっと上手くゆくでしょう!

退職後の素晴らしい生活を送れることを心より応援しています!