これからお家を造る人に質問!二階への階段 リビングにあるの大丈夫?

これから家族のためのマイホーム!

夢が膨らみます。家族の誰もが喜べて、子供たちがスクスクと楽しくここで成長してくれたら…沢山の願いが溢れます。

さぁ設計、大体の案を奥様が考えてご主人様に提出してプロにお伝えする方が多いでしょうか。

本当は平屋にしたいのですが、そんなわけにはいかず二階建てとなります。

そうなると悩むのは階段の位置です。それによって家族の様々な必要を満たせたりそうでなかったり…

そこで今回は二階建ての階段の位置をどこにするのか?それによってどんなメリットとデメリットが生じるのかを考えてみましょう♪

家族の為のマイホーム、階段の位置で家族をどう満たせるのか?もわかりますよ!

今回はリビング編です。

リビングにある階段の理由とメリット

少し前の日本家屋ではあまりなかったかもしれませんが、最近のお洒落なお家に遊びにいくと結構あるのが、このタイプ。

お洒落な雰囲気で、狭い空間でも採光を上手に取り入れたり、収納を兼ねたり、一石二鳥にも三鳥にもなるようです。

さらに、子供たちが大きくなってきたときにもメリットがあります。
念願のマイホームを建てて子供たちが一番嬉しいのは、それぞれの個室を持てることかもしれませんね。
でもそうなると家族の為にマイホームがあるのに、個々がバラバラになりやすくなりませんか?
お父さんは仕事も休めなくなり一生懸命家族の為に頑張ります。
お母さんもパートタイムでローンの足しにと頑張ります。
子供たちはそれぞれの個室でゲームやスマホ…

ちょっと待ってください、何か変ではありませんか?
当初の目的はどうなってますか?家族の団欒の為の素敵なマイホームのはずでしたよね?

そうなんです。その悩みを少しでも減らせるのが、このリビングを必ず通らなくては個室に行けない造りの階段なんです。

子供たちが帰ってきたら必ず「ただいま~」と顔を見せて挨拶しないと二階へは行けないのです。

子供たちの様子を知らなければ円満なコミュニケーションは取れません。
なんとリビング階段がそのお役にたてるわけですから、これから難しい十代に突入する家庭ならもってこいですね。
子供たちはウザイ~とか言い出すこともあるでしょうけど、そういうときこそ必要ですよね。

お洒落で採光も取り入れられたり収納にしたり…この他に、とっても大切な家族のコミュニケーションが取りやすいリビング階段。

考える価値は非常に大きいかもしれません。

リビングにある階段のデメリット

当たり前ではありますが、寒い季節もありますよね。そんなときに温かい空気が2階へと上がる通り道があるわけですから、リビングが寒くなってしまいます。
この寒さ対策に関しては、シーリングファン等の設備を整えると緩和されるようです。

そして、料理の匂いが同じく上へと上がります…これは気になる人は気になりますよね。素敵な部屋でアロマを焚いていたら、お魚の匂いがしてしまい…なんて。
これ関しては、当然ながら換気設備をしっかりとしておく必要があります。

また、来客の時にそのまま玄関に行けない、顔を合わせざるを得ないということがあります。子供達が小さな時は良いのですが、大きくなったときノーメークで下に行けず、結構不便を感じるかもしれません。家庭環境は10年で本当に変わるので、ある程度覚悟も必要です。

まとめ

少し前の日本家屋と違い、家の中にある階段は通り道というだけでなく、今ではアクセントとなっています。

家族の団欒を手助けしたり、家をお洒落に見せたり、実際よりも広く開放感を感じさせたり、沢山の機能を持つ大切な役割を担うようになってきました。

それで、せっかくのマイホームなのですから注文を付けて、本当の意味でマイホームとなるように、設計の段階から頑張ってみましょう!

勿論アイデアはドンドン出しつつ、設計はその道のプロに頼むのが安心です。素人で全てやろうとするとアイデアは良いのですが、ダサくなりますから(笑)

設計の段階で、その後何十年も後悔するかどうか決まります。
お伝えしたように家族構成は変わって行きます。それでも、これだけは絶対に外せない!というものは妥協してはなりません。

例えば、将来的に子供達が大きくなると、そんなには顔見せなくても良いかもしれないと思う時期は必ず来ます。
でも十代の大切な時期に、親子間のコミュニケーションを少しでも取る方が大切と判断するならば、それは譲ってはいけません。

大切なのは新しい家で重要なのは何か?を見極める事です。
マイホームは家族のための家であり、家族一人一人がここで愛を育み、家族の絆がより深まり、幸せになれば良いのです。そのためにはどうするか?を考えれば見えてきます。そしてその想いをプロの方にお伝えし譲らない事ですよ。

きっと、素敵な笑いの絶えないお家になりますね。そして頑張った甲斐があったとずっと思えるマイホームとなることでしょう!