布団の正しいお手入れ方法!気持ちよく清潔に寝具を使おう!
皆さんは、どのくらいの頻度で布団を干しますか?
洗濯や布団干しは天気に左右されることなので、必ずやる曜日や日にちなどを決めにくいですよね。
布団を干すのは週に1回程度という人が最も多いそうです。
ということは、週に1回のペースで干すのが正解なのでしょうか?
今回は、正しい寝具のケアについてお話ししていきたいと思います。
正しい布団の干し方とは?
なんとなく干しているだけでは、布団をきれいにすることはできません。
いくつかのポイントに注意する必要があります。
★布団干しに適した時間帯
午前10時から午後2時の間がベスト。また、片面ずつ2時間程度干すようにしましょう。
(ただし、羽毛布団の場合は片面1時間程度が最適と言われています)
私もやってしまいがちなのですが、朝出掛ける前に布団を干し、夕方に帰宅してから取り込む…というのは、本当は良くない方法です。
なぜなら、午後3時以降は湿気が増えてくる時間帯。
せっかく布団を干してたまっていた湿気がなくなっても、夕方まで干しっぱなしにしておくとまた湿気を取り込んでしまいます。
なので、布団を干すときは午後2時までには取り込むことを心がけましょう。
そして、注意したいのが夏の場合です。
春秋冬は午後2時までがベストですが、夏のベストな布団干しの時間帯は午前9時から11時です。
午後まで干していると、夏の強い日差しによって布団が傷んでしまうことがあるそうですよ。
★布団干しの頻度
種類別にまとめます。
羽毛布団⇒月1~2回
綿布団⇒月3~4回
羊毛布団⇒月3~4回
皆さんが普段干している頻度と比べてどうでしょうか?
私は天気が良いとすぐ布団を干したくなってしまうのですが、しょっちゅう干せば良いというわけでもないのです。
ちなみに、羽毛布団の天日干しはNGです。太陽に当たると、羽毛が傷んでしまうからです。
羽毛布団を干すときは、日陰に干すか室内干しにしましょう。
そもそもどうして布団を干すの?
私たちは、寝ている間にコップ1杯(約200ミリリットル)の汗をかいていると言われています。
そんな量の汗が日々しみ込んだ布団をそのままにしていたら、カビやダニの温床になってしまいますよね。
皆さんもご存知の通り、カビやダニ、そしてホコリなどはアレルギーの原因になることもある厄介な存在です。
布団を干して清潔に保っておかないと、特に子どもの場合は小児喘息などを発症する要因にもなりかねません。
実際、小児喘息の原因の9割がダニと言われています。
布団をたたくのはダメ?
私も昔は布団たたきでパンパンと叩いていました。
でも、叩くのはNGです!
叩くと布団の中綿や外側の繊維を傷つけてしまうのです。
パンパンと叩くとホコリのようなものがブワーっと舞い上がるのが見えるときもありますが、あれは実はホコリではなく布団の中綿の繊維。表面のホコリが気になるときは、掃除機をかければきれいになります。
布団を干し終わったあとは?
干したあとの布団は、やはり掃除機をかけるのがベストです。
布団専用の掃除機だとなお良いですよ。
布団専用掃除機は吸い取ったホコリやゴミがしっかりと目で確認できるので、「こんなにホコリが!!」とびっくりすると同時にきれいになったことを実感できるアイテム。
ホコリはもちろん、花粉も吸い取ってくれるので花粉症の人にも良いですよね。
こうしてきれいになったきれいになった布団を押し入れなどにしまいます。
しまい方のポイントは‟重い⇒軽い”の順番です。
大切な布団がつぶれてしまうことがないように「マットレス⇒敷布団⇒毛布⇒掛け布団」のように、重いものから下にしまっていきましょう。
特に冬は、毛布や敷きパッドなどしまうものが多いですよね。
なので、圧縮できる布団は、圧縮袋を使って上手にコンパクトに収納しましょう。
圧縮袋はあまりにも空気を抜きすぎると破れることもあるので要注意です。
そして、圧縮した布団は専用の収納ケースに保管しておきましょう。
最近の布団収納ケースは、防虫・抗菌・防臭・除湿機能付きのタイプもあります。
また、布団を収納する押し入れ・クローゼットなどは、意外と湿気が多いところです。
すのこや除湿マット、除湿剤をセットしておくと、より安心と言えます。
意外と放置しがち?まくらのケアは?
布団は干さなきゃいけないものという概念はほとんどの人が持っていると思いますが、まくらはどうでしょうか?
ケアしていますか?
まくらも布団同様、汚れや湿気がたまりやすいアイテムなので、週に1~2回程度の天日干しがおすすめです。
(素材によっては天日干し不可のものもあるので、取扱表示を事前にチェックしましょう)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
やはり天日干ししたふかふかの布団は、それだけで気持ちの良い安眠をもたらしてくれる存在ですよね。
皆さんも、なるべく長く気持ちよく使えるように、この冬に使った布団を正しくケアしていきましょう!