冬小物のメンテナンス気にかけてる?セルフケアで長持ちさせる方法!

長く寒かった冬も、少しずつ終わりが見えてきた今日この頃。
まだ気温は低いことも多いですが、だんだんと日が延びたり、朝起きるのがそこまで辛くなくなってきたり、冬の終わりと春の到来を感じることが増えてきたのではないでしょうか?

冬にお世話になった、手袋やマフラーなどの防寒グッズ。
汚れがひどい場合や家庭での手入れが難しい場合は、クリーニング店に頼るのが1番良いかと思いますが、自宅で比較的簡単にできるケアもあります。

今回は、この冬に活躍した小物のお手入れ方法などについて、お話していきたいと思います。

冬小物の素材

先ほど挙げた手袋やマフラーだけではなく、スヌード、ストールなど、防寒グッズとしての冬の小物は最近ではかなり多様化してきていますよね。

また、それぞれの素材もさまざま。
ここでは、冬の防寒グッズとしては王道の「マフラー」と「手袋」の素材の種類について、ご紹介します。

<マフラー>


・カシミア
とても肌ざわりの良い素材です。
カシミアとは、インド北部とパキスタン北東部の国境付近の地域、カシミール地方に生息しているヤギの毛。
かなり限定された地域でしか手に入らない素材のため価格も高いです。

毛の繊維が細く長いため保湿性に優れていますが、シミもできやすいデリケートな素材です。

・ウール
温かく丈夫です。
羊の毛であるウールは、カシミアと比べるとかなり扱いが楽な素材であり、多少水に濡れても問題ありません。

・アクリル
天然素材ではなく化学繊維なので、カシミアやウールよりずっと丈夫な素材です。

<手袋>


・ウール
洗濯×のマークが無ければ、自宅でも洗うことができます。

・スエード
革の内側を起毛させており、独特の光沢感や温かみがあります。

・革
使い始めは硬いと感じても、使えば使うほど肌になじんでいくのが革の特徴です。

それぞれの素材のお手入れ方法

では、先ほどご紹介した素材別に、お手入れ方法についてお話しします。

・ウール
洗濯×のマークがなければ、水洗いOK。
マフラーを洗濯機で洗う場合は、必ず畳んでネットに入れましょう。
ネットに入れることで他の洗濯物との絡まりを防ぎ、畳むことで毛羽立ちも防げます。
また、洗濯機によっては‟デリケートモード”などが備えられているタイプもあるので、気になる人はそういったモードを使うのも良いでしょう。

ウールの手袋の場合は、エマールなどのおしゃれ着用洗剤で押し洗いをし、十分にすすぎます。
その後、よく水気を切り形を整え、日陰で平置きに干すと良いでしょう。
(ピンチで挟まず、洗濯ピンチハンガーの上などに置いて並べます)

・カシミア
カシミアのマフラーって、肌触りが良くてとっても温かいですよね。
でも、先ほどお話ししたように、それだけ良質ということはかなりデリーケートな素材ということ。
毛の繊維が細いので、擦り切れたり破れたりもしやすいです。

カシミア素材のものを自分でお手入れする場合は、30度以下の温度の水で優しく手洗いしましょう。
この場合も、おしゃれ着用洗剤を使うことをおすすめします。
また、長時間水に沈めることはせず、すすぎもパパっと短時間で行うことが大切です。

・アクリル
ほとんどは洗濯機で洗うことが可能なアクリル素材。
柔軟剤の使用もOK、仕上げに使うのもアリでしょう。
でも、洗濯ネットは必ず使用しましょう。
そして、デリケートモードや手洗いモードがある洗濯機なら、その設定を使って洗濯することをおすすめします。

・スエード
スエードに水は厳禁!
革のお手入れ専用のクリームを使い汚れを落とし、ブラッシングすると良いでしょう。

・革
日頃のお手入れは乾いた布で拭き取る程度でOKです。
それでは取れない汚れの場合は、水をはじく加工がされていれば、おしゃれ着用洗剤(中性)を染み込ませた布で拭き取ると良いでしょう。

ただし、皮革製品は色落ちしやすいので、事前に目立たないところで確認しておくと安心です。

衣替えのときの保管方法

自宅でできる冬小物のお手入れ方法についてお話ししてきましたが、自宅でのケアが難しかったり不安だったりする場合はクリーニング店に依頼することも多いかと思います。

クリーニングに出した後、皆さんは外側のビニール袋をどうしていますか?
そのままにしておくか、取っておくか・・・。

どちらが正解でしょうか?

 

 

 

実は、あのビニール袋は‟取るべき”なんです!

ビニール袋をかぶせたままだと、風通しが悪くなり、蒸れてカビが発生したり、嫌なにおいがすることもあるそう。
必ず、ビニール袋から取り出し、衣装ケースやふた付きのカゴなどに乾燥材を入れて保管しましょう。

また、型崩れさせたくない手袋などは、上の方に載せておくと良いでしょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。

迷ったらクリーニングに出す!というのも良いのですが、意外と簡単に自宅でできるお手入れ方法もあります。

この冬に大活躍した小物、また来年も使いたい!と考えているなら、しっかりとしたケアをしてきちんと保管しておくことが大切です。