和室って本当に必要?進化する和室 ‟モダン和室”って何?
マイホームを購入して早3年。私の自宅は分譲地の一角です。
家によってそれぞれ間取りも異なり、和室がない家があったり、和室が二階にある家があったり、いろいろなパターンの住宅からなる分譲地です。
皆さん、そもそも‟和室”にはどんなイメージをお持ちでしょうか?
親戚など誰かが泊まるための部屋、将来親と同居を考えたときに親が使用する部屋、などが主なイメージではないでしょうか。
でも実は、和室は他の目的でも使用することができる機能的な部屋なのです。
また、近年の和室はとてもおしゃれでモダンに変化していきています。
今回はそんな進化する和室について、和室の必要性なども含めてお話していきたいと思います。
和室は何のための部屋?
先ほども触れましたが、きっと多くの方が、親戚などのゲストを泊める部屋として使用するかと思います。
私の自宅でも、両親が泊まりに来た場合に使ってもらう部屋は、やはり和室です。
でも、それだけのための部屋ではありません。
我が家の場合、普段は和室=子どもの遊び場です!
同じ方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
ここで、和室がどのように使用されているのか、その使用目的をまとめてみたいと思います。
①親戚などの宿泊
最も多い使用目的のようです。
②子どもの遊び場
我が家も、和室に子供たちのおもちゃ箱、幼稚園のアイテムなどの整理棚を置いています。
子供が小さいうちは、自分の部屋を持たずにリビングや和室を普段の遊び場、生活の場とすることがほとんどだと思います。
和室はキッチンから見える間取りの家が多いと思うので、料理をしながら子供の様子を見れるのも利点ですよね。
③家事のための場
アイロンがけや洗濯ものを畳むとき、リビングよりも和室の方がゆったりと作業できることも多いでしょう。
④寝室
和室にお布団を敷いて寝るという方も多いようです。
我が家では、下の子が乳児のときは1階の和室を寝室にしていました。
というのも、赤ちゃんは夜中に何度も目を覚ましますよね。
その度にミルクを作っていたので、2階の寝室から1階のキッチンまで何度も行かなければなりません。
これが面倒で、1階の和室で寝ることにしたのです。それからは、夜中のミルク作りもだいぶ楽になりました。
モダン和室の畳
家を建てる人の多くが「和室って本当にいるの?」と疑問を持つようです。
実際、一昔前より和室を造らない人が増えてきているようですが、ある住宅雑誌のアンケートによると、家を建てる際に和室を作った人が62%、作らなかった人が38%だそうです。
つまり、まだまだ和室そのものは必要だと認識されているということ。
でも、いわゆる昔ながらの和室ではなく、近年は‟モダン和室”にする方が多くなっています。
まず、畳の種類が増えています。
モダン和室で人気なのは、半畳畳。読んで字のごとく、一畳の半分のサイズの畳です。
不思議ですが、サイズが半分になっただけでおしゃれな仕上がりになります。
また、一畳の半分は正方形。日本人にとって一番なじみのある形は正方形と言われており、見た目のおしゃれさだけではなく、自然と心が落ち着く形と考えられています。
い草の畳の半分のサイズが使用されることも多いのですが、半畳畳の材質として最近人気なのが琉球畳。
い草の畳と違い縁がないため、床をすっきり広く見せることができます。
畳の目を交互に配置することで、きれいな市松模様に見え、和風でモダンな雰囲気を演出してくれますよ。
ただ、琉球畳は一般的ない草の畳の価格の2倍と言われており、コストがかかるのがデメリットとも言えます。
そして、モダン和室の畳素材として琉球畳よりも多く使用されているのが和紙畳。
この和紙畳は、変色しにくい、カビが出にくい、い草製の3倍長持ちする、液体をこぼしても拭き取れる、などメリットがたくさんあります。
モダン和室のインテリア
和室だからと言って、座るのは必ず座布団!というわけではありません。
モダン和室ならソファとの相性もばっちり。
年齢を重ねていくことを考えると、ソファの方が使い勝手が良いかもしれませんよね。
ソファを選ぶときは「木目がある」「背が低い」ものにしましょう。
いくら‟モダン”と言っても、和室であるからにはリラックスできる空間であることがポイントです。
そのため、圧迫感が出ない背の低いソファがおすすめです。
また、木材は和と相性が良いので、テーブルなどを置く場合でも、金属製などではなく木のぬくもりを感じられるものだと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
家は時代や私たちのライフスタイルなどに合わせて変化していきます。
和室も、単なる宿泊用の部屋ではなく、日頃からおしゃれで快適に、そして機能的に使えるように工夫されてきています。
皆さんも、モダン和室を取り入れてみてはいかがでしょうか。