実家の相続 早めに話し合いを

社会問題として多くメディアに取り上げられるようになった空家ですが、実は空家の多くは「相続」を起因としていることをご存知でしょうか?

不動産としての価値が著しく低く「負動産」とも言われる地方の空家もありますが、実は価値があっても売り出されていない空家も多数あります。

相続の際、遺産分割が上手くまとまらない、等の理由で共有名義となっている場合、所有者全員の同意がなければ売却することは出来なくなります。
兄弟であっても疎遠になっていたり、代襲相続や2次相続でほとんど面識が無い人同士での共有となってしまえば、空家の売却はほとんど不可能になってしまいます。

ですから、自分の持ち家の相続は誰がするのか、まだ元気なうちから相続人(子ども等)と話し合っておくことが必要です。
親の死んだ後の話は、子どもの側からは切り出しにくいものです。お正月に子どもが帰省してきた機会に、是非、親御さんの側から話をしてみて下さい。